2022年 2021年 2020年

2019年 2018年 2017年
2016年 2015年 2014年
2013年 2012年 2011年
2010年 2009年 2008年
2007年まで一覧

ひあ〜　大阪府東大阪市からネズミのみっきー君がやって来てくれました。長旅おつかれさまでしたー　プラザでもお知らせｱﾘｶﾞﾄｺﾞｻﾞﾏｽ♪
http://sewing.dobashi.jp/nuigurumi/2011/?mode=res&no=113039#113108
む〜　これまでにお目にかかったことがないネズミさんでござるね。さっそく診てみますね。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

　付添のカモちゃん･くーちゃん･ミグちゃんもようこそです。

　さて、まずオカオですが白い生地の交換だけならなんとかできそうと思ったのですが、生地に目が刺繍されているので、生地を替えると目の温存の問題がありますのです。
　パウダービーズだけではなく、ウレタンの問題もありそうですね。おそらく、生地の裏側にウレタンシートを貼り付けられているのかと思います。そのウレタンが中で壊れたり、外に粉となって出てきているようですね。
　そして、オナカを見てふと思ったのですが、生地そのものも弱っていて透けて見えてしまう、でも、すけたおかげで、パウダービーズはどうやら中袋に入っているかもしれないことが分かりました。

　とすると、もしかするとパウダービーズの詰替はビーズの漏出がない限り必要ないかも知れません。むしろウレタンを剥がしてその代替をどうするか・・・それができるかどうか。というところにかかっているようです。あとは詳しく検査してみますね。ゴロンしてお待ちくださりー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

む〜　オメメ、どうしましょうかねえ。こうなるとやっぱりオカオはいじれない・・・ということになってきますが・・・良いニュースもあります。漏出が心配されたパウダービーズですが、ごらんのとおり赤い袋の中に閉じ込められた状態で腹部から摘出されました。つまり、ビーズが減ったのではなく、綿がペチャンコになったということになりますね。そうすると、オカオも綿さえキチンと入れば今のままでもﾀﾞｲｼﾞｮﾌﾞかな？という気もします。

まずはオフロに入ってみて、生地の薄いところをよく診ながら、考えてみますね。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

中綿にはかなり移染していました。ウレタン粉もかなり出ました。おダシもかなり出そうな予感です。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ムルヒャ〜　予想通り、かなりのオダシが出ました。汚れもありますが、大半は繊維が劣化分解して細かい繊維が出てしまっています。つまり、生地の所々が薄くなっていたところは、少しずつ生地が無くなってしまっている、ということですね。

それと、昔はオナカにはパウダービーズだけしか入っていなかったということですよね。それでいいんですよ♪　当店の治療というのは、家族になった当時へ少しでも回帰・復元することを目指しています。とはいえ、あくまでも目標であり、お年のヌイさんは、なかなか思い通りにならないところが辛いのですが、もっと元気な頃の状態を教えてくださりー

　オフロ上がりの感じは、ごらんのとおり、生地の性質上、白い部分は特に汚れが落としきれていません。ご了承ください。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

はい、かしこまりましたー　明日以降、付け替えの詳細を検討し、オカオはまず、今の状態のままで綿を入れてみてどうなるか見てみましょう。目の付け替えは限りなく無理なので（刺繍ですので）、今のままで落ち着くことを一緒にお祈りくださいー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ﾋﾞｧﾋﾞｧ〜　仮の綿入れ頭部183gをｽﾞﾛﾝとぃれてみました　のですが　ｼﾜｼﾜがとれなぃんでつねぃ・・・　ぃろぃろ調べてると　二十二なつてぃて　目の刺繍も二重の生地に　またがつてぃまつ　そして　伸びているのは　ぉもて側の生地だけみたいでつねぃ・・・

なので、オカオの輪郭をほどいて　伸びた方だけそろえて縫い直せば　シヮシヮシヮ　なくなるかも知れませんねぃ　

ぁと別のぃけんもあつて　刺繍だけ　縁で切って縫いつけなおしの事例が　過去にあつたみたぃなんでつ　ﾁｮﾄ　さがしまつねぃ


◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

あ、ありましたー　過去事例
http://sewing.dobashi.jp/nuigurumi/2008/?mode=res&no=84022#84707
今から3年前に卯梨ちゃんというウサギさんが来てくれたのですが、どうしてもオカオを作り直したいということで、オハナを刺繍し直すつもりだったのですが（小さいから、これくらいはできるかな？と踏んだのですが）、刺繍部分はキレイに切除すると、それ自身がワッペンみたいになり、ほぐれることがないので、オハナの外周を縫って付け直した事例でした。

　ただ、正規のやり方ではないので、キレイにならない可能性や、刺繍そのものが壊れてしまうことが無いわけではないので、心配なところです。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

おそるおそる、ひたい部分をほどいて伸びた生地を引っ張って縫い直してみました。上だけじゃなくて、脇も、目の下も外さないと目論見通りにはならないみたい・・・　もう一回やってみますね。

今回は、このように試行錯誤しながらでないと明確な方針が出せません。ｺﾞﾐﾝﾅｻｲ

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

オカオの生地を伸ばしての治療はこれが限界のようです。よろしければ他の部位にも進みまする〜

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

長い間お待たせいたしましてスミマセンでした。いろいろ検討したのですが、やはりオメメを繰り抜くことに抵抗があります。構造的には、生地が二重になっている部分、伸びた上地ではなく形を維持している下地の存在も重要ですので、下地と目を切り離すことは避けたいというのが結論です。

また、「伸び」を理由にしてしまうと、頭部の黒い部分もかなり伸縮が激しくなっていることもあって、全体に直しが波及することになるでしょう。

なので、オカオの治療はここまでにして、今の表情を維持しましょう。

手の甲にある刺繍もできれば下地重視で切り離したくありませんが、オカオや表情に関わる部分ではないので、ご希望があればやります。が、やらないという選択肢もありです。

その他の部分は、難しい素材ですが、なんとかやってみます。それで、難しい素材とは、いったいどういうことなのか？なのですが、わかり易い例で言うと、素材は水着と同じと思ってください。

こちらは当店の水着お直しのページなのですが、
http://sewing.dobashi.jp/onaoshi/swimsuit/
文字を見えにくくしてある（昔の解説であるため）ところに「水着のサイズ直しはあまりオススメしません。おそらく、他のお店さんでも「うちではやらない」ということが多いと思います。全くできないと言う事はありませんが、必ずできるとも限らないのです。水着や運動着などの伸びる素材は、元々ピッタリサイズを購入すべきもので、後になってサイズを直せる仕様・構造にはなっていません」という文言があります。

伸びる素材なので、カーブがうまく形成できず、何度も縫い直しとほどきの繰り返しだと、さすがに素材も傷んでしまうこと。伸びた素材を復元することはできないので、後で直すことが困難だという意味です。

そこで、救済策としては、今回送っていただいた材料（伸びる生地）に接着芯を裏貼りさせていただくと、形状は元の形を復元しやすいです。また、接着芯がくっついている限り、表地が伸びることはないため、今後の傷みを軽減することができるかも知れません。

結果、いろいろ手を尽くしても、オメメの周辺が一番弱い状態であることに変わりはありませんが、できるだけ温存したいと思います。それでお願いできますでしょうか。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

はいかしこまりました。どうもｱﾘｶﾞﾄｺﾞｻﾞﾏｽ♪　それでは次週の後半にはある程度の結果が出せるようにてんちょと相談しながら治療します。料金の詳細は来週中頃までお待ちくださいませりー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ムルヒャ〜　手もなんとかうまく行きそうです。目処が立ってきたので、てんちょと相談してそろそろ料金出しますね。

ところで、お願いがございます。オミミのことなのですが、みっきー君のオミミには、固いベルトのような物が入っていますよね。これがあまりよくありません。このベルトのようなものは昔からぬいぐるみの耳の芯として使われているのですが、
http://sewing.dobashi.jp/nuigurumi/2011/?mode=res&no=111485#111651
よくダンボールを束ねたりするのに使う黄色いベルトがありますが、まさにあのベルトそのもので、とても鋭くて硬いので、生地を傷めやすいのです。

特に、みっきー君の生地は弱りきっているので、オミミの丸みにあわせたキルト芯を3〜4枚重ねて立たせ、生地を傷つけるのをあらかじめ予防したいと思います。

ご依頼書には「オミミはそのままで」とあったので、あえてお願いするます〜

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

はい、それでは今回は次のようにいたします。みっきー君は80cm/686gで計算しまして、オフロ4700円。劣化ウレタンは多少ありましたが、ほとんどが生地から漏れ出た後のように見受けられましたので、特に除洗はしませんでした。綿出し計量700円、ビ白スカ湯2300円です。
　造作部分ですが、当初16枚接ぎでお知らせいただいていましたが、本体部分は12枚接ぎを付け替えしましたので2100×12−うち共通型紙6枚×700＝21000円です。オナカの白いフェルトは付け替える際に裏表を逆にしたのでキレイになりました。これはワッペン付けと同じく1つ500円なので左右で1000円です。
　オミミのキルト芯はそれぞれ4枚ずつ入れました。両方で1400円と、オミミの着けはずしは縫いどまりの手の綿交換と同じく両方で1600円です。
　オカオ周りのしわのばしは時間で計算しまして2100円。両手のしわのばしも同じく2100円。手首部分のリングは2枚接ぎの飾り移動になりますので、各500円×4＝2000円になりますね。
　綿交換は3500円、ただしパウダービーズは減ったり潰れた形跡がありませんので、パウダービーズは一切いじらないことにしてビーズ袋ごとオナカに戻し入れます。お帰りウンチンは1500円、全部で合計43900円にて、ごにうきん、お願いいたしまする〜

オミミのキルト芯で、ふっくらした丸みを出すことができました。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

胴体部分はすべて付け替えしました。フェルトの白丸がキレイです。

ところで、今後また傷んできた場合やさらなる傷みの防止方法はないのかといろいろ考えました。ファーのぬいぐるみの場合は、メッシュ地を補強するために接着芯の総裏張りという方法があるのですが、みっきー君の場合は、接着芯ではなく全身をキルト芯で補強することができるようです。類似例があります。
http://sewing.dobashi.jp/nuigurumi/2010/?mode=res&no=103893

ただし、やはり本体生地がノビノビになってしまうため、根本的な解決にはなりません。また、ほとんどすべてを解体するため、今回よりもさらに時間と費用がかかるかも知れませんので、できるだけそうならないようにお大事になさってくださりー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ひあ〜　せんぢつはごにうきん、ありがとうございました〜　綿入れをして、ビーズをオシリに戻しました。ご来店時はオナカに綿が入っていたのと、頭部から降りてきたと思しき分を考慮して工夫してみました。また、腕にはほとんど綿が入っていなかったので、その分も胴体から移動しました。もっと綿を入れてあげたいところですが、伸びる素材というのはどんどん伸びてどんどん綿が入る怖さがあります。ので、ほどほどにしないとイケマセン。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

赤い布に入っていたビーズ袋は、胴体の赤い部分になっていること、それよりも上の黒い部分はポリエステルの白い綿が入っていると考えると分かりやすいかも知れませぬ♪　気になるところがあればお知らせくださりー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

んとですね、綿が新しいのでこれまでより少し太るのは、そういうものだと思ってください。ただしみっきー君の素材は伸びるので、両手でギュッとしてあげると、綿がそれなりに移動したり収縮したりします。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ﾊｲﾊｲ〜　お待たせいたしましたー　型紙を整理していてちょっと時間がかかりました。今回、付け替えた部分は型紙をとってあります。伸びる前の状態に一番近いので、残り材料と一緒に、型紙も大事にとっておいてくださいませ。
　今回はなかなかお役に立てることが少なくて申し訳ございません。みっきー君と付添のみんな様は先ほど仙台を出発いたしましたので明日の夜8時以降のお迎えよろしくおねがいしますね。当店をご利用くださいまして誠にありがとうございました〜

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

今日、無事みっきーさん、カモちゃん、くーちゃん、ミガちゃんが帰宅しました〜(*^^*)

みっきーさん、めっちゃきれいになって、元気になってるのに感激しました(T_T)

お供の三人も、仙台への旅行を楽しんできたみたいで喜んでました★

型紙もありがとうございます！これからはみっきーさんが少しでも長生きできるように気を付けていきますが、もしまた治療をお願いすることになりましたらみさとソーイングさんにお願いすると思いますので、大切に保管しておきます！！

みっきーさんと一緒に旅行に行けるくらい元気になって本当にうれしいです(>_<)

お耳もすごくいいかんじになりました。

本当に本当にありがとうございました(^人^)

みっきーさんにはたくさん弟たちがいますので、またお世話になると思います♪

その時はどうぞよろしくお願いします〜(*^^*)

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

番頭たまさま

今日、無事みっきーさん、カモちゃん、くーちゃん、ミガちゃんが帰宅しました〜(*^^*)

みっきーさん、めっちゃきれいになって、元気になってるのに感激しました(T_T)

お供の三人も、仙台への旅行を楽しんできたみたいで喜んでました★

型紙もありがとうございます！これからはみっきーさんが少しでも長生きできるように気を付けていきますが、もしまた治療をお願いすることになりましたらみさとソーイングさんにお願いすると思いますので、大切に保管しておきます！！

みっきーさんと一緒に旅行に行けるくらい元気になって本当にうれしいです(>_<)

お耳もすごくいいかんじになりました。

本当に本当にありがとうございました(^人^)

みっきーさんにはたくさん弟たちがいますので、またお世話になると思います♪

その時はどうぞよろしくお願いします〜(*^^*)

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ひあ〜　仙台市青葉区からくまのくまこちゃんがやって来てくれました。ｵﾈｲﾁﾝ、ビビビ材団にもご寄付をいただきまして、誠にｱﾘｶﾞﾄｺﾞｻﾞﾏｽ♪　今回は毛玉がｲﾔｲﾔでピーリングしに来てくれたのね。ムルヒャ〜♪　一週間でお帰りできるように頑張るまする♪　どうぞゴロンしてお待ちくださりー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

お〜　なんと、くまこちゃんはゴディバ国のご出身だったのね。奈良県のゴディ君のことを思い出しました。
http://sewing.dobashi.jp/nuigurumi/2009/?mode=res&no=90058
ゴディ君もどうしてるかしらね。どうぞゴロンしてお待ちくださりー

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ムルヒャ〜　せんぢつはｱﾘｶﾞﾄｺﾞｻﾞﾏｽた♪　くまこちゃん、中綿はポリエステルでした。ただし、だいぶカタマリになっており、取り出しに難航しました。綿は現在別洗い中で、検査の結果穴ホツレなし。オシリにあったビーズ袋も穴などなく健在です。なお、ビーズはオシリに縫い付けられていました。

ケガなどがないため、なかなかご覧いただける画像がありませぬ。ただいまオフロで水中ピーリング中です〜

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ムルヒャ〜♪　明日にでも追加分のピーリングを行いますので、なるべく早く綿入れします。昼間、時々ライブカメラを覗いてみてください。基本のピーリングは水中で済ませました。・・・といっても、毛玉が細かいので画像では判断つかないですね。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

ムルヒャ〜♪　ｵﾈｲﾁﾝ、先ほどはお迎えくださりご来店ｱﾘｶﾞﾄｺﾞｻﾞﾏｽた〜♪　残りの毛玉はｵﾈｲﾁﾝもがんばってとってあげてくださりー　当店をご利用くださいまして誠にありがとうございました。

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー

あ、そうそう、くまこちゃんの素材は、プードルニット、プードルファーというようです。今後の治療・お手入れの参考になさってください。神奈川県のぱんだ君が、くまこちゃんと同じ素材を探しちぅでした。　今後とも，みさとソーイングをどうぞご贔屓に。ありがとうございました〜

◆津波で汚れたぬいぐるみはﾀﾏんところへおいでー