【つぶ綿】特に小さなぬいぐるみに適しているつぶ綿。細いところでも均一に入れられて、ほどよい弾力が得られる。
100g=1000円くらいで流通していますが、当店では綿入れ技術料込みで300g=1500円でお入れしております。 |
当店では白いポリエステルでできた粒綿をご用意しております。どんな形状にもまんべんなく柔らかく入る特別注文の綿で、皮膚が薄い、綿が入る部分が細い・狭いぬいぐるみでも,均等に綿を入れることができ
るようになっています。(市販されていません)
なぜ、持ち込み綿はうまく入れられないのか、なぜ粒綿なのか、実際のイメージをご覧ください
一般的に、ぬいぐるみの中綿にはスポンジや低反発チップなど,ポリウレタンを素材とした詰め物が入っている場合があります。ポリウレタンは熱や湿気に弱いため2~3年で劣化してしまうことがあり
、もともと長持ちする素材ではないため,当店では取り扱っていません。ポリウレタンの詳細は,ぬいぐるみにとってポリウレタン綿は万病の元をご覧ください。
◆綿の交換
綿がくたびれてい
て、取り出した綿を元の位置に戻せない場合、モチのようにくっついている場合は、すべて「交換」とさせていただきます。特に、綿が300グラム以下、ぬいぐるみの体重で1000グラム程度までの場合は、交換でも
綿出し洗いでも,あまり料金に変わりありませんので,交換していただいた方が経済的です。
◆綿の一部を交換はできます
特にパペットなどの場合,手ざわりが変わってしまうことがイヤな場合は、お申し出により頭部のみ綿をそのままにして,胴体と手足のみを交換することもできます。
ただし、バランス調整等があるので、一部交換でも全交換でも料金は原則として同じく、総体重から料金を割り出します。
◆重量を増やしたり減らしたりはできません
綿の量・重量の変更(追加など)は,オリジナルの重さが分からなくなる,綿の傷み方にバラツキが出ること
があり,アフターケアができません。そのため綿の重さを変更することは原則としていたしません。
例えば、自分で洗濯したら綿が偏ったのでそこだけ綿を追加してくれというご希望には添えません。
一方、壊れた鳴き笛を処分して綿に換えたい,これまではリュックサックだったけどぬいぐるみにしてあげたい,中綿やビーズが漏れ出てしまった・・・等の場合は,できるだけ対応させていただきます。
その場合、綿の感じを確かめたい場合は、仕上がり後にお迎えに来てくださる場合に限り、店頭にて多少の加減をいたします。
◆どんな感じ?
時々「綿を換えたらどんな感じになりますか」「綿が変わっても、おしりのフンワリした感じは残したいのですが」というご質問をいただくのですが,いずれも言葉で表現することは難しく、画像でも
そのニュアンスを伝えることはできない感覚です。
また,掲示板に画像をアップすると「硬くなりましたね」「フンワリしましたね」と感想を寄せてくださるお客様もいらっしゃるのですが,いずれも画像ではわからない感覚です。
◆太ってしまったようなのですが
冒頭で述べたとおり,くたびれた綿に代えて,ふんわりした綿を詰め直すので当然太ります。ただし,体重はおうちを出発したときと変わりません。つまり,
ぬいぐるみがだんだん痩せてしまい,長い間やせてしまった状態を見慣れてしまうと,綿交換後に「太った」と感じますが,ほとんどの場合で昔の写真と見比べていただくと「昔に戻った」ことをご理解いただけ
ます。ただし,また何年も経てば同じようにくたびれてくることになります。
また,毛並みがフサフサになるとやはり太ったように見えますが,中綿を新しくしない場合は今までよりも太ることはありません。
◆元に戻せません
「太ったようなので元に戻して欲しい」というご依頼はお受できません。ふとんを洗うとフンワリするのと同じで,ぬいぐるみも綿を洗ったり新しくすればその風合いは変わってしまいますので,元に戻すことはできません。仮に綿を減らした場合,またしばらくして綿がくたびれて交換するとき,また綿を減らさなければならなくなります。
そういうわけで綿を増やしたい・減らしたいというご依頼はお受けできません。
はじめはふんわりしていた綿(左)も,時間と共に,あるいは綿を入れたまま洗うことによってだんご状・モチ状になり,固まっていきます(右) 綿が固まるとぬいぐるみはやせます。この状態が長く続くと,もともとやせていたように思ってしまいます。
このような変化を受け入れられない場合は,綿を新しくしたときにぬいぐるみの身体全体がふんわり太ってしまうことも受け入れられないと思いますので,
残念ですが、洗ったり綿交換したりしない方が良いです。
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