鼻の付け直し 鼻の研磨 鼻の生地のくるみ直しによる再現
当店で比較的多いのが「鼻ムゲ治療」です。ご主人様による「鼻チュー」が原因で,ぬいぐるみの鼻は,しばしば弱り,油まみれになって硬くなったり変色したりします。
油分を溶かして洗えばたいがい綺麗になりますが、合皮でくるんだのオハナは破れてしまうことがよくあります。オハナの表面に接着されていた起毛が薄れ
たりすることもあります。
そうすると、オハナをくるんでいた生地を付け直すか,新しいオハナを付け直すかのどちらかになることが多いです。
けれども、プラスチックが剥き出しになってしまったオハナが日常的になり、それが嫌でなければ、オハナをくるんでいた破れ生地をキレイに取り除くだけでも良いでしょう。
オハナの生地は何度も何度も付け替えているとオハナ周辺の生地も痛みますので、何度か繰り返していると「壊れちゃったら気軽に交換すればイイ♪」というわけには行かなくなって行きます。
ビビビ材団にある鼻・生地
ある程度の種類はビビビ材団でもストックしておりますが,こちらは1つ300円でお分けできます(名目上,「買い取り」ではなく,ビビビ材団が保有する材料をお分けし,ビビビ材団へご寄付いただくことになります)。
留め具なども1つ300円ですが,それまでにぬいぐるみに付いていた部品で再利用できるものは再利用します。目と同じく,鼻のパーツも市販されていますが,市販品のサイズには限りがあり,ある程度の種類しか流通していないようです。
鼻の付け直し
1000円です。留め具で固まっている場合,接着剤で固定されている場合など,通常は取り外しが困難な状態になっていますので,少しずつカッターで切り込みを入れるなど,取り外しから付け直しまでの手間賃です。
似たような生地による鼻のくるみ直しによる形成・再現
これまでオハナをくるんでいた布を取り外し,同じ形で他の布を張り直します。一律3,000円になります。型代1000円,付け直し手間賃1000円,布の張り直し
手間賃1000円になります。
ビビビ材団にある生地を使う場合は1点300円が加算されます。特殊な生地が必要で,当店が代理で購入する場合は,購買手数料+実費が必要になります。
鼻をくるむ布を探すには,ぬいぐるみと一緒に手芸店へ行き,どの生地がよいか相談してください。また,鼻をくるむには,伸縮性のある生地(伸びる生地)が適しています。合皮でも,別珍でも,ベルベットでも,
多少伸びることをご確認ください。伸びない生地だと,シワが出てしまいうまくくるめません。
鼻の研磨
あまり例がありませんが,交換できる鼻が無い場合は,鼻を取り外した上で1つ3,000円(3cm以下)〜5,000円(3cm〜5cmまで)で研磨します。
鼻の傷の状態にもよりますが,研磨は4段階の作業を3回繰り返すなどして,大変時間がかかります。(ほかに代替え材料がない場合の最終手段とお考えください)
耳の付け替え
1枚接ぎで2100円、裏表で4200円、裏表左右で8400円です。ただし、2枚とも同じ型紙の場合は左右で1400円引きます。裏表左右で同じ型紙の場合は2800円引きます。
耳の骨折
オミミがグニャグニャしてきた。オミミの中で何かが壊れている。付け根にたくさん穴が開いてきた・・・という場合は、オミミを形成している針金が劣化している可能性があります。針金が金属疲労を起こ
していると、針金が折れて生地を傷つけていることがあります。その場合はボーンに付け替えます。ボーンには透明なワイヤーが4〜10本束ねられておりしなやかなカーブを描きます。
これらの部材はビビビ材団にも在庫があるかもしれません。おたずねください。
鳴き笛の作り替え
オクチの修正
破れたオクチのフェルトを直すこともできます。ただし、頭部の綿をすべて出して裏返しにしたり、フェルトの付き方によっては接着剤が使用されていてはずすことが困難な場合があります。
その他,無料か最低料金700円で対応させていただくもの
目やオハナの留め具が金属で出来ており、その留め具が錆びている場合
・サビ取りや防サビをしなければらない場合
オハナ1つ700円 両目など2つで1400円
・その金具の電気メッキ
オハナ1つ700円、両目など2つで1400円
(ほかに代替え材料がない場合の最終手段とお考えください)