ぬいぐるみの洋服作り　洋服・和服

２０１３年６月より、ぬいぐるみの洋服作りは青 い森の工房でお受けします。

ぬいぐるみの服修理・服の作り直し ・服を新しく作る場合
ぬいぐるみの一部の布の張り直し は、いずれも布１枚接ぎにつき2,100円で目安を計算します

【料金算出目安】
　2枚の生地が合わさった耳を付け替える場合、はずして・型を取り・生地を裁断・縫製・本体に縫い付けという一連の流れで2100円×2枚分かかります。

• 10枚の布が合わさって1枚の服になっている場合は・・・10×2,100＝21,000円になります。

• 2着目からは・・・同じ10枚接ぎの服で，型紙があれば仮縫いの必要がありませんので， まったく同じものを作る場合は、2着目から縫製代7,000円で済むことになります。

• いま着ている服を作り直す場合は。その服をバラにして型紙を作ることもできます。

これまでに寄せられたリクエスト

1. 今までで一番多かったのは，今まで着ていた服 が汚れたり壊れたりしたための「作り直し」です。

2. 次に，服がぬいぐるみの一部になっていて， そこが壊れたり破れたりした場合の「作り直し」です。

3. 結婚式に出席するための，「ドレス」や「礼服」「燕尾服」のオーダー。

4. そして，ご主人様デザインによる日常着。

5. ぬいぐるみの体型にあったTシャツを作って欲しいといったご要望もあります。

上記の１と２については，現在の状態から型紙をおこして作り直すことができます。
また，５についても，ぬいぐるみのサイズを計って作ることができます（Ｔシャツ作りは型紙は作らず１着6,000円で人間用と同じ料金です）

お洋服の新調

　上記２と３については，ご主人様がデザインしていただく必要があります。　よく「自分の結婚式に我が家のぬいぐるみを参加させたいので服を着せたい。礼服っぽいもので適当に作って欲しい」というご希望があるのですが、当店ではデザインに 関することはしません。デザインはお客様にしていただくことになります。

　まずは，完成予想図を絵を描いてみてください。それがデザインです。デザインができたら材料を探してください。布はもちろん，ボタンやリボン，ボタンやマジックテープ，いろいろな飾りもデザインに応じてご用意ください。
　また、寸法もデザインの１つです。「ここの長さは●センチにしたい」「リボンの長さは5cmくらい出るように」など、できるだけ書いてみてください。

　当店で材料を用意することもできますが，お客様の意向を全て満たすことは難し い上に、購買手数料（3,000〜10,000円）が必要になりますので，できるだけお客様がすべての材料をご用意ください。ただし不足な材料がビビビ材団にある物で足りる場合は１パーツ毎に300円でお分けできます が、あくまでも代用品とお考えください。

立体裁断・仮縫い・型紙製作

　材料が届きましたら，デザインを元に立体裁断を行います。立体裁断とは，ぬいぐるみに布を当てながら仮の布を裁断してピッタリサイズを決めていき、型紙を起こします。

　次に，型紙を元にして仮縫いします。ピッタリとデザイン通りに作ることはできないので，仮縫いで全体のイメージをだいたい掴んでいただき，微調整 （「あと●cm狭めたい」といった簡単なもの）を行ないますので、通常は仮縫いは1回だけになります。

　調整内容が、デザイン画と異なっていたり、大幅に修正する場合、仮縫いをやり直す場合は、直す枚数によって700円ずつかかります。

　仮縫いでお客様のＯＫが出れば，いよいよ本縫いに入ります。縫製の都合上，当店から変更の相談をさせていただくこともあります。

料金計算方法　

　具体的には下記の料金の組み合わせになります

当店の特徴

　人間の洋服屋さんにぬいぐるみの服をオーダーすると嫌がられたり、断られたりすることがあるようです。 なんとなく作れそうな感じがするものの，人間の服とは勝手も構造も違うために「やっぱりできない」となってしまうようです。そして何よりも、大雑把な作りになっていたり，細かい部分がおざなりになっていたりするものが少なくありません。
　当店では，作るからにはきちんとした物を作りたいと思います。ぬいぐるみだからという理由で適当な作りにせず、仮縫いしてぬいぐるみの体型に合った服を作り，型紙を起こして再び同じ物を作れるようにしたり，後で修正がきくように作ることを心がけています。ただし，人間用とはかなり勝手が違うので、料金は手間の度合いで決まるため、人間用と同等か、それよりも高くなる傾向にあります。

ぬいぐるみが抱える「矛盾」

　ぬいぐるみをケアするお店としては、ぬいぐるみに服を着せることは 、これまであまりおすすめしませんでした。永年、疲れてしまったぬいぐるみに接してきて，毛並みの悪化を心配してしまうためです。当店のなめらか温泉 （ごわごわ直し）は，服を着ていたために毛並みが悪くなってしまったぬいぐるみのために何か救済策がないかというから考案されました。
　ただし、その他の汚れや手あかの不着を防ぐこともできますので，ぬいぐるみに服を着せたらよいのか・着せない方がよいのかというのは悩ましい矛盾を抱えています。
　しかし･･･

• 空気中のゴミや繊維くず」が紛れ込むことで「毛並みが薄汚れてしまう」

• 直射日光に当たることで紫外線による色あせが誘発される。

• 人間の手垢を介してぬいぐるみに棲み付いた微生物が生地を分解して弱くしてしまう
  
  ･･･などの現実を考えると、ぬいぐるみが服を着たっていいじゃないの♪と思うようになりました。
  ただし、毛が抜けやすくなる、毛がよれてクセが付きやすくなる、など多少のデメリットもあります。

当店の看板娘・ビーちゃんの こと

　ビーちゃん（今では当店のｼｬﾁｮｰ）が当店に来たのは2003年7月26日のことでした。その後１年も経たないうちに毛並みがゴワゴワになってしまい，私たちは見かねて服を着せてあげたのですが，その結果，ビーちゃんにもたらしたのは，パンツのゴムによるクセ毛と，服地との摩擦で毛が抜けた結果発生したハゲでした。
　このゴワゴワを少しでも元に戻すことはできないだろうかと考えた末に考案されたのがなめらか温泉でした。
　さらに，ハゲを直すために考案されたのがハゲランスでした。ただし，なめらか温泉もハゲランス も，その効果が恒久的なものではなく，繰り返すにも限度があります。
【ご注意】ビーちゃんはレーヨンでできています。レーヨンは植毛すると生地が傷めることが多いため，現在ハゲランスはアクリル・ポリエステルのファーのみに限定しており，レーヨン生地 には施術できません。

　そこで私たちも一度は「ぬいぐるみのためには，服を着せない方がよい」という結論に至ったのですが 、すでにハゲだらけのビーちゃんを裸にしてしまうのは忍びないものでした。また，汚れ防止という点を考えると，服を着ていた方が良い場合もありました。

じゃあ，どんな服がいいか

　例えばプーさんの赤いベストというのは，なかなか理想的なので長所を挙げてみます。

• 締めつける部分がないので毛並みにクセがつきにくい

• ちょっと大きめに作ってあるので毛並みを寝かせてしまうことが少ない

• 抱っこするとき両脇のベストを抱えれば人の手あかがつかないので汚れにくい

• 綿が減ってブラブラしやすい腕をサポートしてくれている

• さらに，着脱が容易であれば，ぬいぐるみにとって比較的理想の服と言うことができると思います。

以上のことが、服作りの検討材料になってくれると嬉しいです

服を洗う料金

　当店にやってきたぬいぐるみが服を着ていた場合は、服の種類・大きさにかかわらず１点700円で洗います。古い服の作り直しの場合などでも一度洗います。ニット類に関してはドライクリーニングを利用します。

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ぬいぐるみに関してお電話によるお問合せはご遠慮ください