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ぬいぐるみ青い森ツアー #3 |
2025年9月22日 Aomori Blue Forest tourism
#3 |
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平賀くんだりから弘前へソフトクリームを食べに行く
夜のお散歩 |
It's quite difficult to find soft serve ice cream in
Hirakawa City |
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茨城県水戸市から来てくれたミイラ君の付添い・サリーちゃん。おやつをたくさん持ってきてくれました。サリーちゃん、ありがとうね〜
さて、青森は「お盆が過ぎたら冬」と言われております。
今年も暑い夏の日が続きましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉に違い、ケイローの日の頃にはすでに朝の気温が20度を下回り、お彼岸のまっさかりの今、「朝晩は超寒い」のですが、寒くても甘〜いアイスを食べたくなるのが乙女心。
サリーちゃんとサラミちゃんは、急に「ソフトクリーム食べたいよね!」ってなことで意気投合なすったようです。しかしここはクソ田舎町。ソフトクリーム
に到達するのはなかなか困難・・・ |
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みさとソーイング(みさと記念館)の最寄り駅は弘南鉄道弘南線の 平賀駅(Sta.Hiraka)です。
夜の9時57分に着く電車が最終です。すでに弘前方面に行くことができない時間帯(最終:午後9時48分)。駅前にはコンビニ、あるんです。あーでも、ここはファミマなので、ソフトクリームは扱っていません。ザネーン。 |
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遥か彼方(10kmくらい先)に見える弘前の街灯り。・・・あそこまで行けば、なんとか。気温はすでに15度を下回る寒さ。「寒いけど〜食べたい
〜!」という、サリーちゃんとサラミちゃん。
んじゃ、まあ、夜の田舎の風景でも見ながら行ってみますかね。 |
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一応、ドラッグストアもあるんですよ、ええ。
でも、たいがいのお店は早く店じまいします。東京など都会に比べて、2〜3時間の「時差」があります。つまり、平賀(平川市)の22時は、東京の深夜1時みたいな感じです。お酒の出ないお食事処なら
19時台には閉まってしまいます。
東京なら22時くらいで街の食堂は閉まるんじゃないでしょうか。なので、都会から平賀に来るには時差を意識しないとイケマセンw |
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深夜なのにフル稼働しているのは・・・お米を備蓄しておくカントリーエレベーター。今年はお米不足で、政府備蓄米が有名になりました。ここもびーちくしているのでしょうね。加えて今は収穫期。どんどんここに新米が集まってくるのでしょう。 |
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こちらはバイオマス発電所。山から発生した間伐材や木の皮などの廃材を燃やして発電する民間の施設で、平川市全体で使う電気くらいは作れている
ようです。発電の排熱がすぐとなりのガラス温室に供給されてトマトが栽培されています。
津軽バイオマスエナジー |
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夜の弘前駅につきました。
駅ビルの名前はアプリーズ。現在、改装工事中です。JRの奥羽本線と弘南鉄道の弘南線の駅になります。当店にやって来るには、弘南鉄道弘南線に乗って、弘前から5つ目・平賀駅で降ります。休日の前の日なのに、空車のタクシーであふれていますねぇ。 |
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駅から少し歩くと、いくつかの目抜き通りがあります。
八百屋さん、雑貨屋さんなど、生活に関わるお店が多い「土手町」、そして飲み屋さんがたくさんある「鍛冶町」がとなりあっています。サリーちゃんがやってきたのは「土手町」。弘前市の中心部なのにシャッターを閉めたままのお店も多いです。 |
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そう言えば・・・サラミちゃんが思い出したのはブルーエイトというパフェが有名なお店。残念ながら夜は営業していませんでした。弘前で学生時代を過ごした人なら一度くらいは同級生とわいわい過ごしたことがあるかも。
かれこれ40年近く続いているお店ですが、いろいろとお店ルールが細かくて、ぷぎゃー!する方も多く・・・3年くらい前にオーナーチェンジするも、2025年9月末で今のオーナーさんもお店をやめることに・・・そして3代目オーナーが現れたことが弘前経済新聞でも報じられ・・・ さあ、どうなることやら。お店の事情はいろいろあれど、パフェはスタイリッシュなものでした。しかしだんだんと何屋さんだかわからなくなりつつもあり・・・ |
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こちらクルックーというのはクレープ屋さんです。
夜なので営業してませんが有名店です。昨年、弘前のイトーヨーカドーが撤退しまして「ポッポ」というおやつテナントも撤退しました。長年たこ焼き・クレープが愛されて、弘前市民の憩いの場になっていました。そこで働いていた人たちが仕事を失う・・・という訴えを受けて、地元出身のシソンヌじろうさんがプロデュースしたとかしないとか、「じゃあ、クレープ屋さん、作っちゃいましょう! お店の名前は、今までポッポだったから→クルック〜!」・・・という経緯で決まったそうな。
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開店したクルックーに並ぶみんな様(背後は中三デパート) 2025/2/28 撮影
それなのに、イトーヨーカドー撤退後に入ったロピアのテナントとして、また新たにクレープ屋さんが入居した・・・というオチ。けれども、シャッター街となってしまった土手町にお店が新しくできたのは、まさに新風到来といった感じで大勢の人が訪れています。 |
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土手町をブラブラ歩き進んでいくと、中三(なかさん)というデパートがあります。ナカサンは昨年8月、突然に倒産しました。いわゆる「デパ地下」もあったので、この近所のみんな様は食料の調達に苦労なさっております。コンビニはあるけどスーパーマーケットがまるでないエリアなので・・・
中三デパートには「中みそ」というニンニクの辛味とパンチの効いた味噌ラーメンが有名だったのですが、中みそだけ駅前のヒロロという商業ビルに移転しました。けれども伝統の味と風味は
だいぶ変わってしまったようで・・・
NHKニュース
弘前 閉店の百貨店「中三」建物売却先1社に絞り詰めの協議へ |
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ってなわけで、ようやくたどり着いたのがミニストップ弘前土手町店。
平賀からここまで、約10kmの道のり。 |
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あっ。イートインにしちゃったから消費税10%だわね(涙)
しかも、カップじゃなくて、見栄えするコーンにしてもらえばよかった・・・orz |
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甘いもの食べたから、血糖値スパイク防止のためにすこし歩きましょうかね。
ここはミニストップの道路向かいにあるFMアップルウェーブというコミュニティFM放送局だよ。コミュニティFMは地元ネタの多い極小ローカルエリア局。最近は人手不足か資本不足かしらんけど・・・ タマンの好きだった田舎館村発信のFMじゃいごウェーブ(じゃいご=田舎という意味)は今年の3月に閉局しました。いろんなものが終了して、なんか残念。 |
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こちらもシャッターが多い通り道。かくみ小路という居酒屋さんに囲まれた遊歩道のようなところです。これを進んでいくと、飲み屋街の「鍛冶町」につながります。 |
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弘前城のすぐとなりにある弘前市役所まで歩いてきました〜
この庁舎は、日本を代表する建築家・前川國男さんが設計し、そのモダニズム建築が有名です。コンクリート打ち放しの柱と梁、大きく張り出した2階と4階の大
きな庇が特徴(庇=ひさしって読むんだよ〜 オナラ=屁じゃないよ〜)が特徴です。
さくらまつりの期間中、屋上が開放されて弘前公園や岩木山を一望できる眺望スポットとしても知られています〜 |
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弘前市役所に隣り合っているのは
スターバックス コーヒー 弘前公園前店 です。
この店舗は、1917年(大正6年)に建てられた大正時代の洋館(旧第八師団長官舎)を再利用した店舗で、登録有形文化財の建物です。
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歴史的な建造物とスターバックスのコーヒーが融合したレトロな雰囲気を楽しめ、店舗内外には弘前の伝統工芸品が取り入れられていることでも有名です。 |
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飲み屋街の鍛冶町にやって来ました。
この街にはキリコ・マーキュリーというサラミちゃん憧れの人が住んでいるの。でも、まだその憧れの人に会ったことがないんだよね〜 キリコ・マーキュリーさんの津軽弁のショート動画は、間合いが絶品で思わずニヤけてしま
います。 |
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その鍛冶町に、おもしろいお店があるんだよ。
「ちまたで話題、すっごく巻が下手なソフトクリーム」「なかなかうまくならないので」と、50円値引きされてるの(笑) |
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ほんとに下手くそな巻なのw
・・・うっかりもう一個ソフトクリームを食べちゃったので、もっと歩かないとね |
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その近くには、突如あらわれるアンパンマンの石像。
ここには最近まで小児科の医院があったんだけど、医院廃業の後も、みんな様に楽しんで頂けるようにと残しておいたのだそうです。
過去にはここにバイキンマンの石像もあったそうです。
弘前経済新聞の記事 号外NETの記事 |
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歩き進み、弘南鉄道大鰐線の線路を超えていきます。
大鰐線はたびたび脱線事故が発生し(この近くでも)、しばしば全国ニュースで有名になってしまいました。保線の人がいない、お金がない、乗る人も減る一方・・・
impress トラベルwatch
実質廃止発表の「弘南鉄道大鰐線」このまま消えゆく?
経営努力・支援策実らず「燃え尽き廃止」の背景
NHKニュース
弘南鉄道脱線事故で報告書 “原因は不十分な線路維持管理か” |
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線路を超えてすぐのところにあるのは、弘前れんが倉庫美術館です。
ライトアップされているなんて、知らなかった・・・れんが倉庫は築100年以上。歴史、最新アート、建築の独自性が魅力です。古いれんが造りの建物の歴史的価値を残し、内部では現代アートが展示され、右は美術館棟、左はカフェ・ショップ棟になっていて、そこにはシードル(りんごで作る発泡酒)の工房があります〜
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夜のデートにも良い雰囲気だわね〜 |
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というわけで、ソフトクリームを食べつつ、てこてこ夜の弘前を街歩きしてみました。 |
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最後に訪れたのは、先ほども触れた弘南鉄道大鰐線の始発駅・中央弘前駅です。2028年3月、大鰐線とこの駅は廃止されることが決まっています。
おそらく「3年後に廃止」というのは、今年1年生として沿線の高校へ入学した人が卒業するまでは安心して高校へ通ってくださいね、という利用客に対する最後の配慮なのでしょう。 |
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ホームには、たくさんのこけしさんがいて乗降客をお出迎え・・・と思いきや、このあと到着した最終電車から降りてきた人は1人だけ。秋の空気とも相まって、なんとも寂しい雰囲気。
大鰐線は並行してJRの奥羽本線が走っています。大鰐線の終着駅は大鰐温泉駅でJR奥羽本線と同じ駅
で、JRで行けば240円。弘南鉄道で行けば440円。もうこれは対抗のしようがありません。弘南鉄道は各駅停車で、JRは快速列車のような感じになりますが、快速電車のほうが安いことになります。 |
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廃止までのあと3年なんて、あっという間で、いつか乗りたいな〜と思ってみても、なかなか実現しないものです。かくいうタマンもまだ弘南鉄道大鰐線に乗ったことがありません。
でも、時々、電車の走行風景を撮りに行きます。
大鰐線はイベント列車が多くて、こちらは「ねぷた列車」です。週末は列車内の照明を消して、ねぷたの灯りだけで運行します。秋になると
りんごねぷた列車 が走ります。 |
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サリーちゃん、ソフトクリームはご満足いただけましたかな?
またサラミちゃんと遊んでやってください〜 |
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オリジナルサイズの写真はこちらから
GooglePhotos https://photos.app.goo.gl/tiz3sm9cghN99ZYV6 |
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GoogleMaps https://maps.app.goo.gl/2SWg2kzgGQpgfKhR6 |
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